Musical『Bats in the Belfry』-あらすじ

大規模なテロ事件から一年後の夜。
大都会の片隅に、二組の男女がいた。

とある中年の男女は、あるものに激しく飢えていた。
男は女に告げる。
「君はもう…、あれなしでは生きていけない体だ。二度と、陽の光の下では生きられないんだから」

とある若い男女は、互いの思いがすれ違っていた。
若い男は、若い女が何者かに付きまとわれていることに危険を感じるが、若い女は、気に留めようとしない。
「平気。私がいいって言ってるんだからいいの」

やがて明らかになってくる、中年の男女が抱えた秘密。若い女につきまとう者の正体。
それぞれに心の闇を持つ二組の男女の運命は絡み合い、浮かび上がる幾つもの謎。

そして謎が解き明かされるたびに、心の闇に、淡い光が、差し込んでいく。

四人の男女が織りなす、時にコミカルで、時にミステリアスなヒューマンドラマ。

「生きづらさ」を抱えた全てのコウモリたちに贈る、ささやかな祈りに満ちた、物語。